私 いい人過ぎるな(笑)

あーーびっくりした

 

久しぶりにここにきて

過去記事読んでたら とんでもないエピソードがあった

 

もうすでに縁を切った人たちだけど 

あの時はほんとに嫌な目にあったなぁ・・・

 

それにしても私って

本当に人がいいんだなぁ・・・←そっちかい(笑)

 

なにごとにもお人よし過ぎて、「世界お人よし選手権があったら優勝!金メダルだね!!」と笑うこともあるけど

笑ってる場合じゃないんだよなぁ

 

ちなみにギネス記録に参加して認定証をもらったことありますけどね

私も一応、世界一なんですよ(笑)

 

今度はお人よしでギネスに載るかしら(笑)

 

 

ま、それだけ(笑)

トランプさんがアメリカ大統領に! ご当選おめでとうございます

世紀の番狂わせ

 

とまで言われた アメリカ大統領選挙

 

日本から、日本の中で流れる情報を、眺めていただけですが。

 

結果が出た後、ほとんどの人が思ったでしょう。

 

「えぇ?トランプぅ?」

 

そりゃそうだ。報道は一貫してヒラリーさん推し!

 

「推しメンはヒラリー」という方がとても多かった。

 

「もし当選したら、アメリカで初めての女性の大統領!」ということで、

 

女性のヒラリーヲタも多かったように思う。

 

対してトランプさんは、報道ではアンチが多かった。

 

暴言キャラが先行してしまい、上品な日本人には合わなかったのかもしれない。

 

でも、アメリカ人はトランプさんを選んだわけです。

 

アメリカで暮らす人たちが、精一杯考えて出した答えでしょう。

 

しかし当選が確定し、勝利宣言をしてからのトランプさんは、キャラが変わってしまった。

 

暴言はどこにもなく、オバマ現大統領との会談では、子供みたいにおとなしく座っていた。

 

これがホワイトハウスか~ とでもいうように瞳をまん丸にさせて、戸惑うような、ワクワクするような・・・

 

この姿をみて、ふと思ったのです。

 

youtu.be

 

この人、きっといい人なんだろうな。(笑)

 

もしかして、当選するとは思っていなかったとか?

 

当選するわけないから好きなことを言おう、という感じかな?

 

あの、私もウグイス嬢をしていて時々耳にするのですが、「一度立候補してみたかった」という気持ちで選挙に出る方、たま~~にいらっしゃいます。

そういう方は当選するとは思っていなくて、一つの経験としてチャレンジするだけのようです。

 

まさかトランプさんはそんな軽々しい気持ちでアメリカのトップに立とうとは思っていないと思いますが、アメリカ国民がトランプさんを選んだというのは、やはり何か新しいタイプのリーダーがほしかったのかもしれませんね。

 

日本に対してどうなるか、とか、みんな自分のことを急に心配し始めましたが、

それって、もっと前から普通にそうあるべきだったのかもしれません。

 

依存せず、依存させず、お互いに自分のことは自分でやる、相手に迷惑をかけないようにする、そういうことなのではないかな、と思います。

それって当然のような・・・。

 

日本も変革の時を迎えていますし。

アメリカも大きく変わろうとしているし。

そういえば韓国の大統領さんはどうなったんだろうか。

トランプさんのことですっかりかすんでしまったね。

 

オバマ大統領のとき、初の黒人の大統領ということで、勇気のある立候補だと思いました。そして多くの人が変革していくアメリカに希望を持ったのではないでしょうか。

 

女性初の大統領にはならなかったけど、もしなってたら、朴大統領みたいなことがおきちゃうかもしれない、と、アメリカでも心配したのかもしれませんね。

 

ヒラリーさんはカッコよかったけどね。

 

ところで

 

バーニー・サンダースさんをみなさんお忘れでは?

matome.naver.jp

 

とにかく若者から大絶賛されていたそうですね。

 

この大統領選挙をモー娘。のセンター争いに例えたら、

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事務所がセンターに置いていたフクちゃん(写真では下の段左端)をさしおいて、

ファンが選ぶのはやっぱりまーちゃん(写真では下の段右から3番目)で、

でも、りほロスはまだまだぬぐえていない、ということでしょうか。

 

りほりほ↓(2015年12月31日に卒業)

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こんな風に例えても誰もわからないかもしれないな(笑)

 

新しいアメリカがやってくるということは

世界中が新しく動き出すということでしょうかね。

 

元気にいきましょう!

 

いきまっしょい!

ご都合主義の人の悩み(いじめ)

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係長は一生懸命残業していますが・・・・

 

いじめの相談を受けた

 

ひそひそと話題にされたり、嫌がらせをされたりするそうだ。

とてもつらい、とのことだった。

 

「それ、どこの小学校の話?」と聞くと

「私の職場だよ」と答えた。

 

P子さん(仮名)は、かれこれ勤続10年になる。

 

そこで、本当に小学校かと思うほどの幼稚ないじめを受けている。

 

いじめている人は、「はやく辞めればいいのに」と言っているらしい。

 

ポストイットフリクションで「早く辞めれば」と書いて、こすって消して、

その上から用事を書いて、あちこち回しているという。

 

その幼稚な様子に、つい「え?21世紀なのに?」と言ってしまった。

 

だいたいあと10年たてば職業が半分なくなるだろうと言われているのだ。

そんな時代に「早く辞めれば」と紙に書いて回すとは、くだらないにもほどがある。

 

部署の上司も一緒になっていじめてくるとのこと。これはパワハラだと、P子さんは言っていた。

 

パワハラだと思っていて、いじめられている自覚があるなら、人事や総務のそういう機関にきちんと相談するべきではないかと思う。

 

P子さんによると、その職場は2年前に渋谷の本社から他の地域へ移転された。

以前は渋谷まで乗り換えなく1時間で通っていたのが、移転してからは乗換を2回もしなければならなくなった。

つまり、不便な場所へ移転されたということだ。

 

P子さんとの付き合いもかれこれ20年以上になるけど、その間、その職場の愚痴は沢山聞かされてきた。

男性社員が我が物顔で女性をこき使うとか、自分が遠慮すると相手はずかずかと態度が大きくなるとか。女性同士のいじめや嫌がらせも聞いたし、「なんとかさん、ていう女ボスみたいな人がね、すごく気が強いから、彼女にだけは逆らわないようにしてる。」なんて話も聞いたことがあった。

 

そして2016年に入り。お鉢が自分に回ってきた。

つまり、いじめのターゲットにされたのだ。

 

ことの発端は、男性社員とのやり取りだったらしいけど、その時、陰でたくさん涙を流したP子さんは、信頼できるけど部署が違う女性上司に相談した。そして、一度収束したように思えた。

 

ところが最近、また火種がついて、今度は男性の上司、男性社員、それを取り巻く女性社員たちが、こぞって自分をいじめているという。

 

「もしかして、あなたの職場、暇なの?」とP子さんに聞くと、「うん。確かに暇だ…」と答えていた。

 

いじめたいのか。いじめられたいのか。それは私にはわからないし、どうでもいいことなんだけど。私に相談をしてきたということは何かのヒントをもらいたいと思っているようで…

 

「職場の会話、録音したら?」と提案すると「うちの職場、録音禁止なんだよ。」だって。

「じゃ、会社のそういう機関に相談したら?」と聞くと、「そんなことしたらこれ(いじめ問題)が明るみになっちゃう。私が言ったってばれちゃうもの。」だって。

「じゃ、辞めたいの?」と聞くと「いつかは辞めようと思ってたけど今じゃない。」だって。

「じゃ、いつ辞めるの?」と聞くと「12月までは働きたい。有休がとれるから。」だって。

 

どうなの?これは?

自分にとって、都合よすぎじゃない?P子さん、本当に悩んでるの?

 

そこで思い出した。

P子さんは結構な自分勝手な人だった。

自分にとって得するか損するか、だけで物事を観ているから、周りが損するかもしれない、ということは考えていない。

 

例えば、カラオケボックスのドリンクバーで、飲み物をのみながら歌を歌う時、必ずその飲み物を自分の水筒に入れてもって帰る。

 

自分から誘って遊びに行こうと言うが、カラオケの最中でも「用事あるから」と言って帰ってしまったり。

 

フェイシャルエステを紹介すると無料サービスだけ受け、お金は1円も使いたくない。

 

以前から思っていたけど、結構なご都合主義なんだよなぁ。

 

「職場のいじめ」は、他人が受けている時は知らんぷりして、自分が受けている時は「つらい」という。

解決のために行動するのは嫌で、でもいじめないでほしいと思う。

じゃ、会社や上司の期待に応えるような、例えば企業理念を共有したかというと、そうではない。

もちろん上司に逆らう気はないけど、ほめてもらう努力はしていない。

 

一度こういうことがあった。

書類がたくさん入った段ボール箱があって、それを移動しなければならなかった。

すごく重いから嫌だけど、上司の命令だからやらなきゃなぁと思って、どうやって運ぼうかと悪戦苦闘していた。

そこに男性社員が通りかかり、「手伝いましょうか?」と声をかけてくれたが、P子さんは「え、いいです。悪いですよ。」と答えた。

でも、男性社員は「でもこれ重いでしょう?大丈夫?」と言ってくれた。それでもP子さんは「大丈夫です。」と答えた。

男性社員は「あ、そう。じゃ。」と言って行ってしまった。

P子さんはそれを一人で運び、腕を痛めてしまった。

翌日私と買い物に行ったP子さんは、このエピソードを話しながら、「あんな重いもの私が運べるわけないじゃない!」と怒っていた。「その男性社員に手伝ってもらえばよかったのに。」と言ったら「3回聞いてくれたらお願いしたの。2回しか聞いてくれないんだもの!」と、その男性社員の好意まで怒っていた。

勝手な人だなぁ、という印象になったのです。

 

余計なことには巻き込まれたくない、人のいざこざには付き合いたくない、自分はお給料と交通費をしっかりもらいたい、でも責任は取りたくない。定時で帰りたいから残業はしたくない。でも有給休暇は欲しい。福利厚生も欲しい。でも会社の理念には興味がない。

 

こんな勝手な言い分を会社は歓迎するでしょうか?

 

いじめられた。毎日がつらい。涙をこらえて出勤している。誰とも話をしていない。

でも、他人がいじめられるのをみても、何とも思わない。同僚がいじめられていたり、嫌がらせを受けているのを見て、自分にもとばっちりが来ないようにしてきた。

今は自分がいじめられている。助けてほしい。

助けてほしいけど、自分がいじめられていることは明るみになってほしくない。

上司やいじめる同僚の名前が知れ渡るのは困る。

いじめてくる人に、自分が通報したと知られるのはもっと困る。

 

なんだそれ?と思ってしまったが、仕方ない。

 

私はキャリアカウンセリングも行っているし、こういう職場の悩みや個人カウンセリングも請け負っている。すべて有料です。

P子さんは「友達だから助けて」と言ってきた。助けてあげたいよ、そりゃ。

でも私は同じ会社の人ではないし、無料で相談に乗るには限界がある。

だから、「やっぱり専門の機関に相談しな」と言った。

 

「録音すれば?」との提案は、「やっぱりするしかないかな」と言っていた。

会社の規則で録音が禁止されているのは当然なのですが、それは機密保持のためという大事な理由があるのだけれど、いじめでしょ?幼稚な。目的は自分がいじめられていることを証明することでしょ?

もしかしたら他にも証拠を集められるかもしれないけど、悪口を言われているだけなら録音すれば?と言ったら、そうしようかな、と答えていた。

 

悪口と言っても、どうせ幼稚なことしか言われていないだろうと思うから、きっと録音した音声を聞いて改めて、くっだらない、と、悩むのがバカらしくなってくれればいいんだけどね。

 

あとはちゃんと相談しなさい、と。専門機関が社内にあるほどの大企業なわけだから、ぜひともちゃんと相談しないともったいない。ぜひ相談するようにと伝えた。

 

P子さんは「えー。それが理由でまた波風が立ったらどうしたらいい?」と聞いてきた。

知るか。

 

私は「そもそも、いじめを始めた時点で波風立ってるでしょ。波風を立てている張本人がいじめる人でしょ。なら自分で立てた波風に自分で当たってもらえばいいじゃない。P子さんも、解決したいなら行動しな。それは自分の責任でしょ。」と言い放ってしまった。

 

今までそんなに強いこと言った事ないんだけど、今回はどうしても我慢がならず。

 

でもそこで気づいたことは。

 

ご都合主義の人はどこまで行ってもご都合主義だ。

 

いじめを見ても、当事者になっても、自分のことしか考えていない。

自分を正当化するために、自分が今置かれている都合のいい立場を守るために、相手を変えたいと思う。虫が良すぎるよね。

 

いじめなんて、自分を変えるきっかけの一つ。

 

私だって散々いじめにあってきた。小学校とかでも。大人になってからでも。

おかげで逞しくなった。いじめられる自分にも問題があることをよくわかるようになったのだ。

そりゃそうだ。あんなことしたらいじめられる、ということばかりだった。

 

P子さんも、自分を啓発するいいチャンスじゃないかと思う。

そういう風に考えられると、きっと一歩成長できるんじゃないかと思うけど。

 

 

 

 

「もうすぐ死ぬんだから意味ないじゃない」

 おばあちゃんは1月のお手入れをしたその1週間後に逝去。

私は四十九日法要に参列し、ともに手を合わせて参りました。

 

おばあちゃんのお手入れをしてきたことはこちらで

http://sakura444.hatenablog.com/entry/2016/01/23/135744

ご覧いただけます

 

 入院しているおばあちゃんのお顔や手、足、首などをお手入れをさせていただいた、あの時の後日談です。

 

四十九日の法要で一緒におばあちゃんにお別れのご挨拶をさせていただいた後、お母さんが病院でのエピソードを話してくれました。

 

おばあちゃんは既に脳の放射線治療であまり言葉が出なくなってしまっていました。

おいしいものが食べたいのに病院の食事の味付けがひどすぎて、持参した梅干しやお母さんの煮物や、差し入れしたバターサンドはよく食べていたのに、病院の食事を残すことが多く、病院側は「もう食べられない」と勝手に判断して、栄養ドリンク1缶しか出してくれなくなってしまいました。

それだけでもひどいと思ってしまったのですが、私がお手入れをしている様子を見た看護師さんが

「あの人は誰?何者なの?」とお母さんに尋ねてきました。

以下、お母さんと看護師さんのやり取りです。

 

看護師「あの人は誰?何者なの?」

母「あの人は娘の友達です。」

看護師「なんであんなこと(お顔のお手入れ)してんの?

母「・・・(嫌味な言い方をする看護師にムカッとして言葉が出ない)」

看護師「もうあと少しなんだから、あんなことしても意味ないんじゃない?だいたい何であんなことしてんの?プロなの?」(訳:命はあと少しでもうすぐ死ぬんだから、お顔のお手入れをしてきれいになっても意味ないでしょう。そもそも、娘の友達という人は親族でもないのにどうしてそんなことをするの?プロのエステティシャンなの?もうすぐ死ぬ人からお金をもらっているの?)

母「(カッチーーン) 意味なくない!!東京からわざわざ自分のお金でお見舞いに来てくれて、(お手入れを)やってくれているその心が嬉しいのよ!このことで病院に何か迷惑かけたか?だいたい、やってもらうことの意味はこっちが持っているんであって、あんたは関係ないでしょ!プロ?プロじゃないよ。プロじゃなかったら何だって言うのよ!あんたたちに何か迷惑かけたか?」

 

 この話を聞いてはっとしました。私は、看護師さんたちのジェラシーを計算に入れていなかったのです。

確かに一度、おばあちゃんの寝返りのために部屋から追い出されたとき、看護師さんは

「へ~ エステですか。エステなんかやってもらってんだ~」とニヤニヤ笑いながら、なんか馬鹿にしたような言い方をして、こそこそとこちらの噂話をしていたのを目撃しました。

 

 私は病院でおばあちゃんのお手入れをすることで、おばあちゃんに感謝を伝えたり少しでも励ましになればと思っていて、それしか考えていなかったのですが、それを面白くないと思った看護師さんがいたら、病気で話もできないおばあちゃんに、嫌がらせの一つでもしたかもしれません。

 

 実はおばあちゃんが亡くなった時、ふつうは危篤状態になったかどうか、という時に家族に連絡が来て臨終を見届けるものですが、その病院では「亡くなりました」という連絡をよこしていたのです。実は死後2~3時間たってから、慌てて電話が来たようでした。

 つまり、病院はおばあちゃんの急変に気づかなかったのか、わざと無視していたのか、それとも医療ミスでもあったのか。疑念が生まれるような連絡でした。

 

 まさか旅立つ姿もつやつやの美しいお肌であることにジェラシーを感じていたことが理由でこんなことに?

 

 そんな風に思いたくはないけど、「もうすぐ死ぬんだから」というようなことを、親族のしかも長女に言ってくるなんて、ひどい言いがかりだし、家族の気持ちを考えられない最低な看護師がその病院にはいる、ということなんですよね。

 

 そのエピソードを話してくれたお母さんは、また怒りがこみあげてきて興奮し、目の前にその看護師が現れたらボコボコにするんじゃないかと思われるほどの怒号をきかせていました。

 同時に、真剣な様子で私をかばってくれていたのも感じます。

 私はお母さんに何度も「かばってくれてありがとうございました。」と頭を下げました。

 もしかしたら話すことができないおばあちゃんも、お母さんの体を借りて一緒に怒って看護師さんに全力で反撃してくれていたんだろうな、と思うと、二人分の怒りならそりゃあれだけのことになるだろうなと思ったりして。武勇伝がまた一つ加わったということのようで。

 

 おばあちゃんは、3人の子供(本当は4人だったけど一人が早く逝去されたので)と、10人の孫と1人のひ孫、そして多くの友人たちに囲まれ、美しい素肌を取り戻し、若いころに入れ墨でいれた眉とアイラインが目鼻立ちをくっきりと際立たせ、私が買った「おばあちゃん専用薔薇の花のついた爪やすり」を持って、川を渡りました。

 

 なんとなく思ったのですが…

例えば服を買ったり靴を買ったり、素敵なオレンジのバッグをもらったりしたとき、とても素敵なものだから「もったいないから大事な日に使おう」と思いますか?

それとも「もったいないから毎日使おう」と思いますか?

 

もったいないから今はしまっておいて、ここぞという時に出してきて使おう、と思っている場合、私もそういうところがあったのですが、それって、いざ使いたいときには似合わなかったり、探すのが大変だったり、使い慣れてなくてイライラしてしまったり、窮屈な気持ちを持ったりするんですよね。なのに、毎日の自分のために使うのはもったいない、と思ってしまう。

 

逆にもったいないから今日も使おう、これからは毎日の出勤にこれを使おう、という時は、「毎日が特別」なんですよね。毎日が素敵。毎日がおしゃれ。毎日の自分がその素敵なお洋服にとっても似合っている。

 

高かったり、特別に嬉しかったりすると、汚したくないし壊したくないし大事にしたいから、持ち歩くのを拒んだりしてしまう。

 

そんなときに「どうせ今日はスーパーに行くだけだから、ほうれん草買ってくるだけだから、もったいないからこれはおいていこう。こっちのサンダルでいいや。」なんて思ってしまって、今の自分がどうでもいいようなものに思えてしまう。ちゃんとお化粧してデパートに行くときにこれを持っていこう。今日は近所だし。

 

そんなときについ出てくる「どうせ」と、先ほどの看護師さんの心無い「どうせ死ぬんだから」の「どうせ」って、同類項ではないかと思ったのです。

 

「どうせ死ぬんだから」

「どうせ汚すんだから」

「どうせお金ないんだから」

「どうせ見てくれる人もいないんだから」

「どうせ死ぬんだから」

 

なんてさみしい言葉なんでしょうか。

 

 私は「やっと40歳を過ぎたから」「やっと少し収入を持てるようになったから」正々堂々と「素肌美人」だと自慢したい。

 

「40歳半ばの独身・未婚・彼氏なし・ウエストから太ももが巨大で貧血持ち」

 

どうせそんなおばさんなんだから、正々堂々と美しくなってやろうじゃありませんか。

 

おばあちゃんがお手入れしてもらって何が悪いの?

美しい肌を取り戻して、隣のベッドのおばあちゃんに自慢して何が悪い?

60年70年80年90年100年 曲がりなりにも一生懸命生きてきた。

そんな女性がお肌とか髪とかファッションとかにお金をかけて、何がいけないの?

 

 「美しくなること」

これは女性の特別に与えられた権利であり、楽しみであり、活力です。

 

 「どうせ死ぬんだから」と、自分も他人も卑下して意地悪をするような心では、どんなに高い化粧品を使っても、誰も美しいと褒めてくれないと思うけど。

 

 今頃ですが、その看護師さんのやることなすことにとても悔しい。

そんなひどいことを言った看護師さんに

「鏡を見なさい!!」

と言ってやりたい。

 

あーーー くやしい!

新春のお手入れは、両手しかできませんでした

 

何から綴ればよいものか・・・

 

昨年11月、札幌で入院しているおばあちゃんのフェイシャルエステをしました。

その模様はこちらでご覧いただけます

http://sakura444.hatenablog.com/entry/2015/11/23/170257

 

年が明けて112() 新春のお手入れのため、札幌に向かいました。

今回は4日間の滞在なので、うまく時間をやりくりできるかな、と思いましたが、

案外、いろんなことに時間がとられてしまって、

「この日だけは絶対にお手入れしないと!」と強い意志を持たないといけませんでした。

 

13日におばあちゃんの病院に行くはずがいかれず、

結局14日の午後に、ひっそりと向かいました。

 

ここからが美容のお話になります。

 

おばあちゃんの様子は、もうしゃべることも食べることもできませんでした。

 

鼻から酸素が送られて呼吸をし、

顎というか首のところから栄養の点滴がつながっていて、

お顔をへたに触ると、そういう医療器具が外れてしまいそうです。

 

それにもし1mmでもズレたことが原因で呼吸や血流に異常が発生してしまっては、

何の為にお手入れしているのか、まったく本末転倒なことになってしまいます。

 

様子を考え、お顔のお手入れはあきらめました。

その代り、両手の指先から手首のちょっと上くらいまでをお手入れすることにしました。

 

しゃべれなくても、目は見えています。

 

きっと自分の手は見えると思います。

 

その自分の手が美しかったら、自分ではなかなか観ることのできないお顔よりも、

もしかしたら気分が少しでもよくなるんじゃないでしょうか。

 

細く痩せてしまって、もう爪もガタガタになってしまっていましたが、

 

まずは右手から、お手入れを始めました。

 

 

サンダースペリー化粧品より

(1) ディープ・クレンジングクリーム レモン

(2) ウィートジャームビューティーマスク

(3) コスメティックローション

(4) キャロット&カレンドラ ナリシングエッセンス

(5) モイストリッチミルク

 

実は、私としたことが、サンフラワーティシューオイルを忘れてしまっていたのです!

何という失態!なんて馬鹿な私!

 

しかし何とか苦肉の策できれいにしていきました。

 

では一つずつ。

 

(1) ディープ・クレンジングクリーム レモン

以前、おばあちゃんがまだしゃべれたとき、クレンジングクリームをおばあちゃんの手に乗せて塗りたくったら、

「はぁ~~ きもちいいぃ~~」とため息のような感動のような声を出してくれたのです。

寝ている時でも、このクレンジングを手に乗せてもみこむと、目を覚まします。

ひんやりしてマシュマロの中に手を入れたやさしさのクリームを通じて、

だんだんとお手入れする私とおばあちゃんの体温が行き来するようになり、

すっかりお互いの手が一つになったような感覚を覚えると、もうそこに一滴の汚れもなくなっているような気がします。

ホットタオルでクリームだらけの手を包み込み、優しくふき取るだけで、もう、10歳くらい若返っているのです。

私はその手に感動しました。

 

 

(2) ウィートジャームビューティーマスク

本当はここでサンフラワーティシューオイルを使ってマッサージをしたいところですが、

あいにく私のすっとこどっこいにより、今日は持ち合わせがありません。

パウチは持っていましたが、パウチを開けても半分くらいしか使えず保管もできない環境です。

こうなったら、ウィートジャームでやろう!と勝手に決めまして、

本当だったらパックしてしばらく寝かせてくものなのですが、500円玉サイズ2個分くらいの量を取り、

おばあちゃんの右手をこれでマッサージしました。

指の間、血管の流れや骨の向きに沿って、優しくもみこんだり、爪の甘皮のところまでよくすりこんだり、

手のひらの筋肉の形を意識しながらキュキュッとマッサージ。

ふと気づくと、おばあちゃんの手は少し赤みを帯びてきて、熱を発していました。

血行が良くなって、手の芯から動き出した、という感じでした。

全身にこれができたら、寿命も延びるのかな、なんてふと思いました。

 

そっとホットタオルで包み、ウィートジャームを拭き取ります。

爪がつやつやになっているのが感動的でした。

 

(3) コスメティックローション(化粧水)

コットンはわざと使わず、私の手のひらにとったコスメティックローションを、おばあちゃんの手にそっとなじませました。

コットンを使いたくなかった理由は、おばあちゃんと自分の隙間には何も入れたくなかったからです。

しっとりと化粧水がお肌に入っていきます。おばあちゃんの手がどんどん潤います。

お肌が「おかわり!」と言っているようでした。だから、惜しまずにどんどん投入しました。

さっきのほてりが取れて、なんだか、おばあちゃんの右手が色っぽくなったような気がしました。

 

(4) キャロット&カレンドラ ナリシングエッセンス(美容オイル)

そうです!ひまわりのオイルを忘れてても、カレンドラはちゃんと持ってきていたのです!

なので、こちらの美容オイルをたっぷり使いました。

すっかり手のお肌の表面が柔らかくなっていたので、このカレンドラもどんどん入ります。

す~っとなじむから、「ぬったっけ?」と思ってしまいますが、実は、塗った後の持続力がすごいんですよ。

しばらく会えなくなるし、とも思って、いつもより余計に塗り込みました。

 

実は、このカレンドラってとてもいい香りがします。おばあちゃんは食欲がわいたようで()

このカレンドラをスポイトでとっておばあちゃんの顔に近づけたら、口を開けて顎を突き出し、「あーん」としてくれました。

おばあちゃんの実孫である私の友人が、おばあちゃんのお顔を少しきれいにしたい、と言って、

カレンドラをちょこっととって「これ何?」と臭いを嗅いだんですよ。

友人はさらに

「あ~~いいにおいする~」って感動して、「ばあちゃん、これいいにおいだよ。わかる?」と、

おばあちゃんに香りを試してもらったら、おばあちゃんは「味わいたく」なったようで()

 

私たちはついつい、大爆笑でした。あははははは。食べられないってば~

 

食べ物じゃない、という現実を認識したのか、おばあちゃんは「ちぇっ」という表情をして目を閉じました。

面白かったな。

 

 

(5) モイストリッチミルク

仕上げに、ずっと非売品だったのに最近商品化された超優秀な「モイストリッチミルク」を

指先からだんだん手のひら、手の甲へと伸ばしていきました。

実はこれもいい香りがします。

おばあちゃんの手がすっかり「ご婦人の手」として完成しました。

 

 

右手が終わったところで看護師さんがやってきて、

「寝返りを打つので出てってください。」と言われまして。

 

今度は私が「ちぇっ」と思って、友人と二人、お部屋の外に出ました。

 

まぁいい機会なので、夜に会いに行く人へ連絡したり、

私も一休みしたりしてね。

 

30分位して、もう一度病室に入ると、今度はおばあちゃんが反対側を向いていました。

 

当たり前か。

 

そこで、同じ行程を左手に繰り返し、終了しました。

 

 

おばあちゃんは、両手がキレイになって気分が上がったように見えましたよ。

耳元でいろんなことを話しました。

 

全部で10人近くいる孫の中で、私の友人はその一人目、初孫に当たります。

だからもう、かわいいし心配だし会いたいしそばにいたいし…と、

親族の中でも特別な存在のようです。

 

そうは言っても全員大好き。平等に皆かわいいのは当然ですね。

 

孫たちの近況をおばあちゃんの耳元で報告すると、表情が少しですが変化しました。

 

色々と時間が迫っていたので、「じゃぁ、帰るね。」と挨拶をして。

 

明日また来るから、と言って。

 

 

お手入れしている間、ずっと、激しく吹雪いていましたが、

おばあちゃんに挨拶して病院の外に出ると、雪も風もやんでいました。

バスも、はからずもバスが迎えに来てくれたかのようなタイミングでやってきて、

寒い中待つ必要もなく、駅に向かうことができました。

 

そこから2時間の移動でしたが、その道中、吹雪がやんだ奇跡や、バスの奇跡を話し合い、

 

これはおばあちゃんが「ありがとう」って言ってくれているんだね、と胸が熱くなりました。

 

 

10月、11月、1月と、おばあちゃんのお手入れは3回しかできませんでしたが、

 

2016年1月22日(金)7:28am おばあちゃんはお空へ旅立ちました。

 

私の手元には、おばあちゃんのために用意した爪磨きやサンダース化粧品がまだ残っています。

 

おばあちゃんへのお手入れは、今思えば、「旅支度」だったのかもしれません。

 

私はおばあちゃんのお役に立つにはまだまだ足りなかったように思え、

そういう気持ちが自戒の念として自分を責めたりしますが、

そういう気持ちがわきあがってくると必ず、「それでも間に合ったから」という声が聞こえます。

 

おばあちゃんは生きている間に、旅立つ身辺整理をしていました。

 

お母さんを通して引っ越しを済ませたり、孫たち(私の友人)がおばあちゃんの写真整理をしたり、

おばあちゃんのお母さん、つまり友人の「ひいおばあちゃん」のところに、

友人のいとこ、つまりおばあちゃんの孫夫婦が同居することになったり、

「おばあちゃんが旅立った後は何の心配もない」となるよう親族の新しい道が決まっていました。

 

私はお顔も、そのお手も、きれいにして差し上げることで、

その旅立ちのお手伝いになっていたのでしょうか。

 

 

肺の病気から肺がんが見つかり、それが脳に転移し、最後の手術から1年。

 

おばあちゃんは手術の時に「あと1年生きたい」とお医者様におっしゃっていたそうです。

 

 

おばあちゃん ぜひ、虹の向こうに行ったら、多くの人に「美しいお肌」を自慢してくださいね。

 

私がそちらに伺える日が来たら、またきれいにして差し上げられるかしら。

 

私はおばあちゃんへの感謝を伝える手段として、「お手入れ」を選びました。

 

他にも方法があったかもしれません。

 

でも、「美しくあること」のお手伝いをすることしか思いつきませんでした。

 

この感謝の気持ちが私を動かし、居ても立っても居られなくなって、

 

東京から航空券を取りホテルを取って、自分のサンダース化粧品を引っ提げていったのだと思います。

 

他には何もなかった。

 

 

ありがとうございました。

 

最後に…

私が札幌に飛んだあと、まりちゃんから「お手入れの応援グッズ」が届きました。

東京の自宅に届いたので、受取る前に私は出発してしまったわけですが、

そこにはびっくりするほどたくさんの商品と非売品のパックが入っていました。

東京に帰ってきて受け取った時には、まだおばあちゃんには変化がありませんでした。

こんなことになってしまったので、まりちゃんのご厚意をどうしたらいいかと考えています。

この時にはお母さんのお手入れを全くさせてもらえなかったので(忙しすぎて)

次回、お手入れして差し上げようと思います。

まりちゃんにも、本当に、本当に、ありがとうございました。

 

 

年の瀬に… 2015年をふり返ります

色々なものを整理した一年だったと思います。

 

まずは「本」

恐らく計100冊はブックオフに売って処分してもらいました。合計2000円位だと思います。

その中には宗教に関する本もありましたが、とある宗教設立者の本は1円でした。びっくりですね。

勉強のために買ってみたけど全然勉強にならなかった、という本もありましたし、どういうわけか無理やり押し付けられた本もありました。でもまぁ、不用なものはなくなったので、さっぱりしています。

 

次に「服」

過去に福袋を買うのがはまっていた時があって、いろんなブランドの服がありました。買った時は全部「当たり」だと思っていて、どれもこれも大切に使っていました。

ところが気持ちが変わると不要になるものも出てきまして、ほとんど売りました。仕事のユニフォームとして配られたポロシャツとか、なぜか買ってしまったものとか、どこかでいただいたものとか、実家から勝手に送られてきたものとか。

着ない服をわんさか持っていても、ただの邪魔だしゴミです。全部処分しました。

ミッシェルクレインのコートとか、ブリジットのワンピースとか、アリスバーリーのスーツとか。

年間で2回に分け、やはり100着くらいありましたが、合計1000円位でした。

ま、そんなもんです。要らないものなので、送料無料で引き取ってもらえるなら感謝です。

 

そしてやはり、「人間関係」です。

前回書いた「腹が立った出来事」の人たちとは縁を切ろうと思いまして、facebookからも外しました。10年のお付き合いになりますが、その間、私は彼女のためにたくさんチャンスをあげたりお金を使ったり人を紹介したりしてきたんです。

でもその仕打ちがこれです。もういいや。許す、許さない、じゃなくて、自分を大切にしたいから、今後のお付き合いもありません。

他にも、4年以上のお付き合いでお仕事の成功のために全力で助けてきたのに、「成功おめでとう」とお電話したら「今、運転中なので」とぷちっと切られ、それ以来音沙汰がなくなったという方。私は利用されていたのでしょう。そしてもう必要なくなったのでしょう。

ある団体の人は、いつも私に「寄付してくれ」とお金を要求してきていました。例えば「こういう願いの叶うものがあるから買ってくれ」ということもあったし、「このお札に願い事を書いて納めてくれ」と言われたこともあったし。

なぜか不要な書籍を2冊もって「合わせて140万円払ってくれ」と。調べたらとんでもない団体で、横領も賄賂も日常茶飯事のようなところだったので、すべて縁を切った。

 

つまり、「タカリ」から縁を切ったのです。あーさっぱりした。

 

 

こういう風に人間関係まで合わせて、色々なものを整理した一年でした。

 

得たものは、奇跡と収入と健康です。タカリに会っていた時は本当に体調が悪かったけど、今はとても元気です。これが当たり前のことなんだとわかりました。

 

去年よりも何十倍も自分を好きになり、自分を大事にし、自分を愛することができた1年でした。

感謝でいっぱいです。

 

あまりにも腹が立ったのでここで吐き出すことにします

「さくらさんの大ファン♪」と私が大好きでたまらないというAさん。

知りあって10年の歌手βちゃんのいとこのおばさんなのです。

 

2010年~2012年、Sakura-Stationという舞台公演をしましたが、この舞台の大ファンでもあるということで、公演期間中は全力で通ってくれました。

 

そんなAさんが、「どうしてもどうしても咲さくらと呑みたい。」ということなので、βちゃんとスケジュールを決めてもらいました。

 

念願かなっての私との呑み会。最初からテンション高かったです。

この日を叶えるために、「え~でもお金ないんです」というのが口癖のβちゃんの分もAさんが支払うから、ということで二人は合意したようで、それでもお酒を飲まないβちゃんはウーロン茶を、私はウォッカ&ソーダ、Aさんも私と同じものがいいということでウォッカソーダ。

 

いよいよそろってお話していたら、Aさんは「私はすきっ腹に飲むと酔うので」といって、お酒はほどほどにするといい、料理を召し上がります。

βちゃんもどんどん料理を召し上がります。

どんどん食べて、どんどん注文します。いいんですよ。私は呑む方ですから。

 

酔ったAさんが自分の離婚話を始めました。・・・完全な下ネタでした。orz

 

私には苦手分野なので、そういう話題の中でも「女性の気持ち」にクローズアップして気持ちを共有します。それは男性が失礼だ、とか、妻であり母であるということは男性にはできないことだからもっと大事にすべきだ、とか。

 

そして何度か握手をしたり、両手を握り合ったりしました。

 

やがて白ワインから赤ワインへ。今日はバローロではなく安い方にしよう、と直感で思い、安い方だけど失礼にならないワイン「キャンティクラシコリゼルバ」をボトルで頼んだりして。

お酒が好きだといっていたがすきっ腹だからと遠慮していた、そのAさんなので、グラスに注ぐ時も少しにしました。すると「もっと」と自分で足しています。

あら、それは失礼しました、といって気を取り直して飲み始め、下ネタはもう嫌なので食生活の話題に。ほうれん草が体にいいことや無農薬にこだわっていることなども話しました。持病も少し話して、でもこんなに良くなったんだよ、と話し、ある意味、自分の体を犠牲にしたりして。

 

で、「Sakura-Stationのどこが好きですか?嫌いなところはありますか?」と聞いてみた。

何度も何度も「またあの公演をしてくれ」というので、それなら何が好きなのかを聴くのは参考になるものです。ところが、「あの歌が良かった。若い男の子とハッピーっていうヤツ。」

 

・・・ハッピーフィフティーンですか。年の差15歳の夫婦コントみたいなやつね。

 

歌じゃねえし!!それ以外何も覚えてねえし!!ハッピーフィフティーンすらろくに覚えてねえし!!!!で、それだけかよ!!!!

じゃぁ、今ここで私は何のためにいるの?

私のファンなの?本当に?全然知らないじゃん!しかも公演を見に来てくださったのは、βちゃんが出演するからだよね?そうだったよね!

 

しかも、βちゃんの事を絶賛し始める。ダンスができるとか、芝居もできるとか。

できてねーーよ!できてないのをできているように見せるのが演出家の仕事の一つだから!!!←ほんとか?

 

イラッとしてたら、ろれつが回らなくなったAさんが「さくらさん、子供産むべきだよ。誰でもいいから。」と言ってきました。

「え?つまり私に、結婚はしなくてもいいからその辺の適当な男の子供をはらめ、ということですか?」←これはAさんがさっきまで使っていた言葉です

 

「そう。誠実な人ね。」そうですか。なんかイライラする。

「じゃ、ジョニー・デップを連れてきてください。ジョニー・デップとなら子ども産んでもいいです。」と答えてみた。

すると、ジョニー・デップの悪口をつらつら並べだした。お前、会ったとあんのかよ!!

 

私がトイレに行っている間に、赤ワインは2本目がテーブルに並んでいた。1本目、まだ半分残っているんだけど。

 

私はまた気を取り直して、食べ物に感謝するとか、βちゃんの旦那でないとβちゃんと一緒になれないね、とか。そんな話をしました。

で、「きゃはは♪」と笑いだすAさんに「かわいい~」とほめてみました。すると私の手を握ってはなさなくなり、しまいには私の手のひらに寄りかかって、まるで私の手に恋をしているような態度になってきた。

 

慌てて手を引っ込め、「少し風に当たったら?」とAちゃんに外に連れてってもらった。携帯を持っていってもらい、氷水も持ってもらい、外にいってもらった。

 

この時点で私のイライラは結構大きくなっていた。おい。このもう一本のワインどうすんだよ。

私はほとんど食べてなかったので、から揚げを注文し食べまくった。

 

Aさんを連れてβちゃんが帰ってきた。大丈夫?と心配し、お水をもらう。

しかしAさんはなぜかワインを飲む。おい。大丈夫かいな?

下を向いて目をつぶって動かなくなったので、「そろそろ行くから、トイレに行きましょうか。」といって、βちゃんにAさんをトイレに連れてってもらった。

これはもう、「早く吐かせて来い」という私のサインなのだが、空気を読めないβちゃんにはそれが伝わらない。でも、おそらく吐いてるだろうと思って、私はそこで会計を済ませた。

15000円とちょっと。領収書をもらった。

 

ちょうど領収書をしまって身支度をしたら、二人がトイレから帰ってきた。まるで私の支払いが終わるのを見てたかのようなタイミングで。

さぁ、いきましょう、と席を立つ瞬間、Aさんがテーブルで嘔吐。何度も嘔吐。

おいおい まじかよ

 

それも、お水の入っていたコップの中に嘔吐。慣れてるのか?汚染は少ないのだ。

 

お店の人からタオル雑巾とビニール袋をもらい、お店の外へ。「ノロかもしれませんからお客様も『あのお客様には』近づかない方が良いと思います。すぐ手を洗ってください。」と店員さんから注意された。

みてたの?

 

東京駅の改札近くまではβちゃんが抱えて歩き、カバンは私が持った。

Suicaありますか?」と聞くが、βちゃんも一緒にカバンの中を見ても、Suicaがない。どんだけ探してもない。

「お財布は?お財布の中にSuicaを入れてませんか?」

Aさんのお財布には、3000円しか入っていなかった。

 

もう、埒が明かないので、720円分の切符を私が購入し、Aさんに持たせた。

そして、βちゃんに手を振り、βちゃんは新幹線改札へ。私はAさんが乗る東海道線ホームへかかえて連れて行く。

 

電車がホームにやってきた。

「切符、ちゃんと持っていますか?なくさないでくださいね。」と言うと、カバンのポケットから見つからなかったはずのSuicaを出し、切符を一緒にしまった。

 

なにそれ?持ってるの?嘘だったの?

 

電車の扉が開いて、乗車した瞬間、Aさんはパッと元気になった。意識もしっかりして、「今日は楽しかったです。ありがとうございました。早くいってください。見送らなくていいですから。」と言った。

心配なので扉が閉まるまでと思ってみていたら、何度も「さくらさん、もういってくださいませ。」と言い、頭を下げる。

 

扉が閉まって電車が発車したのを見送ったら、気が狂いそうに怒りが込みあがってきた。

無我夢中でYanに電話をかけ、「私の精神衛生上に問題が起きそうだから、お願いだから話を聴いて」と頼み、一連の出来事を聴いてもらった。

 

二人は初めから、私のお金で飲食するつもりだったのだろう。だから、目の前で嘔吐したり、Suicaが見つからなかったのだろう。

私の舞台作品に興味はないし、私のファンでもない。

 

βちゃんはずいぶん前に私を食事やお茶に誘い、お金がないといい、私に払わせたことがあった。誘うのは好きらしい。払うのは嫌いらしい。

 

実は今回の呑み会が実現して日程が決まった時に、あまりにも私のファンで私と会うことを切望していたAさんだったから、失礼のないようにしなくては、と思っていた。

なのに、βちゃんは飲んでる席でネットの生放送を行い、自分のCDの宣伝をしたいといってきた。自分に知名度がないので、私の知名度(私だって知名度なんて全然ないよ)を利用したいのか?と思うほど、なんだか生放送に気合いを入れていた。

でもそんなことしたらAさんに失礼じゃないか。Aさんが私に会いたいということで、βちゃんの分まで払うからかなえてくれと言う呑み会なんだから、Aさんに集中しようよ、と。ま、説教したのよ。

 

そしたらAさんは、全然そう思ってなかったってわけです。

 

骨の髄まで自分勝手なこの二人に、腹が立ってしょうがない。

はらがつんだーーーーーーー!!!

 

謝罪もお礼も一言もないよ!で、また飲みたいだとよ!

 

 ざけんなーーーーーーーー!!!